薦村(読み)こもつちむら

日本歴史地名大系 「薦村」の解説


こもつちむら

[現在地名]木造町菰槌こもづち

屏風山びようぶさん砂丘の東部末端に位置する。北は入江いりえ村、西は西広森にしひろもり村、南は弓袋きゆうたい村に続き、東方には田圃を隔ててはやし村がある。西方の屏風山砂丘の中にベンセ沼・大滝おおたき沼などがある。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字の馬郡に「こもつち」とある。寛永一一年(一六三四)の知行之目録には「こもつち村」、寛文元年(一六六一)のものには「小茂槌村」とあるという(西津軽郡史)。菰槌とも記した。

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に四・五石とあり、貞享四年(一六八七)検地帳によれば、田畑屋敷合せて一九町七反九畝一五歩、村高一一六・〇二二石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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