蓮馨寺門前町(読み)れんけいじもんぜんまち

日本歴史地名大系 「蓮馨寺門前町」の解説

蓮馨寺門前町
れんけいじもんぜんまち

[現在地名]川越市連雀町れんじやくちよう松江町まつえちよう

蓮馨寺だい門から上松江町に出る東西道の両側たて門前(長さ八〇間)と大門から南の新田しんでん(松郷分)に出る南北道の片側町のみなみ門前(長さ一一一間)からなる。蓮馨寺南脇の東西の道沿いの鉦打かねうち(長さ二二七間)は時宗の道心者が開発したといい、当町分(一部松郷分)であった(川越索麪)。寺社奉行支配で、町役は免除されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報