蓬田 武(読み)ヨモギダ タケシ

20世紀日本人名事典 「蓬田 武」の解説

蓬田 武
ヨモギダ タケシ

昭和期の弁護士 元・東京弁護士会副会長;元・自由法曹団幹事長。



生年
明治35(1902)年1月27日

没年
平成3(1991)年12月27日

出生地
栃木県

学歴〔年〕
早稲田大学経済学科〔昭和2年〕卒,早稲田大学法科〔昭和6年〕卒

経歴
衆院速記者を経て、昭和6年弁護士となる。解放運動犠牲者救援弁護士団に参加。3・15、4・16事件中央統一公判の弁護にあたり、公判速記をとる。速記は裁判所が許可したもので「日本共産党公判闘争代表陳述速記録」にまとめられた。8年日本労農弁護士団事件で治安維持法により検挙、懲役2年の実刑判決を受けたが、控訴して11年執行猶予2年。13年弁護士を再開。戦後は自由法曹団幹事長、東京弁護士会人権擁護委員長などを歴任松川事件三鷹事件、ロッキード事件全日空ルート裁判などで弁護団のメンバーを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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