葛屨(読み)かっく

精選版 日本国語大辞典 「葛屨」の意味・読み・例文・類語

かっ‐く【葛屨】

〘名〙 かずらで作った一重底のくつ。値段が安く、夏使うもの。賤者のくつ。また、貧しくいやしいさまを表わすのにいう。
菅家後集(903頃)九日侍宴、同賦寒露凝「声声已断華亭警、歩歩初驚葛屨濡」 〔詩経‐斉風・南山

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