落板敷(読み)おちいたじき

精選版 日本国語大辞典 「落板敷」の意味・読み・例文・類語

おち‐いたじき【落板敷】

〘名〙 一段低くなった板の間
長秋記‐天永四年(1113)正月一日「此間頭弁参居南廊小板敷

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の落板敷の言及

【清涼殿】より

…南廂は〈殿上の間〉で,公卿および昇殿を許されたいわゆる殿上人が祗候するところである。その東に〈落板敷(おちいたじき)〉があり,年中行事障子が殿上の間の妻戸の前に置かれている。落板敷から孫廂に出る小階の最下段が〈鳴板(なるいた)〉(見参板(けざんのいた))で,踏めば鳴るようになっている。…

※「落板敷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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