萱谷村(読み)かやだにむら

日本歴史地名大系 「萱谷村」の解説

萱谷村
かやだにむら

[現在地名]武生市萱谷町

文室ふむろ川上流部、左岸谷あいにある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図の今南西いまなんせい郡に村名と高二二六・四九石が記され、正保郷帳によると田方一一五石余・畠方一一〇石余。貞享三年(一六八六)福井藩領より幕府領、宝暦八年(一七五八)旗本金森氏領となった。元文三年(一七三八)の今立郡新村組人家御改村惣寄帳(「越前宗門帳」所収)では家数二五(うち高持七・雑家一七・寺一)・人数一一〇。

当地の西部、日野山登り口に、日野権現下宮の別当寺的存在であった時宗積善しやくぜん寺がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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