菱池村(読み)ひしいけむら

日本歴史地名大系 「菱池村」の解説

菱池村
ひしいけむら

[現在地名]西尾市菱池町

市のほぼ中央に位置し、矢作古やはぎふる川の右岸に広がる沖積地に開けた集落で、北の深池ふかいけ村、南の熱池にいけ村と並ぶが、これらの村には池はなく、今は名のみ。南側の自然堤防上から、中世の行基焼土器が出土していることから、土地の成立は新しい。近世は西尾藩領。元文元年(一七三六)の村高五二八石七斗余、新田畑一三石七斗三升、田が多く、永荒が少ない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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