菟鹿島村(読み)とがしまむら

日本歴史地名大系 「菟鹿島村」の解説

菟鹿島村
とがしまむら

[現在地名]豊根村上黒川かみくろかわ

大入おおにゆう川を挟んで老平おいたいら村と対する。延宝六年(一六七八)検地では、田一町四反余・畑五町一反余を検出。天保九年(一八三八)戸口は二一戸・一〇八人(北設楽郡史)。大入川右岸曲流部からは灰釉陶器、平安時代後期の山茶碗を出土した。曹洞宗桂昌けいしよう院は、元亀元年(一五七〇)下田しもだ(現東栄町)長養ちようよう院四世浮翁全槎の開山で、老平の土豪熊谷玄蕃直政を開基とするという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android