荻野島村(読み)おぎのしまむら

日本歴史地名大系 「荻野島村」の解説

荻野島村
おぎのしまむら

[現在地名]高柳町荻ノ島

漆島うるしじま村の南、東はとちはら村、南と西は門出かどいで村。集落鯖石さばいし川左岸にある。元和二年(一六一六)から同四年に長峰藩牧野忠成に属した時を除いて高田藩に属し、以後幕府領・白河藩桑名藩と変遷。正保国絵図に高六〇石余。天明四年(一七八四)の地方附出シ覚帳(高柳町史)に記された天和三年(一六八三)の検地書出によると、田八町九反余・畑九町一反余・山七六町五反余・青苧畑一反余、屋敷持二二名。宝永二年(一七〇五)証文(藤村幸生氏蔵)によると、よこう島の畑を田にするため栃ヶ原村地内より用水堰を掘り水を通すこととなった。「白川風土記」では家数三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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