ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「荻江露友(1世)」の意味・わかりやすい解説
荻江露友(1世)
おぎえろゆう[いっせい]
[没]天明7(1787).7.5. 江戸
荻江節の家元。もと津軽藩士千葉新七と伝えられる。初め長唄の歌い手で,明和3 (1766) 年江戸市村座に出演,わずか3年ほどで舞台を退き,吉原で男芸者となったらしい。吉原で節を細かく優艶なお座敷本位の長唄の歌い方を考案,流行させた。メリヤスを得意とした。のち剃髪して長谷川泰琳と号す。
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