デジタル大辞泉
「草牡丹」の意味・読み・例文・類語
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くさ‐ぼたん【草牡丹】
〘名〙
① キンポウゲ科の多年草。
本州の山地に生える。茎は直立して基部で多少木質となり、高さ一メートルぐらいになる。葉は三出複葉で長い柄がある。小葉は長さ四~一〇センチメートルの
広卵形で、浅く二~三裂して先は尖り、縁に
鋸歯(きょし)がある。夏から秋に、茎の先や
葉腋(ようえき)に
花柄を出し、円錐状に多数の狭鐘形の四片花を開く。淡紫色をしているが、外側は白い絹毛が密生するので白く見える。
雌雄異株。
雌しべは花後に伸びて、長さ一・五センチメートルぐらいになり、先端は羽毛状となる。葉の様子がボタンの葉を思わせるのでこの名がある。《季・夏‐秋》 〔日本
植物名彙(1884)〕
② 植物「しゅうめいぎく(
秋冥菊)」の
異名。《季・秋》 〔俳諧・改正月令博物筌(1808)〕
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報