芳村伊三郎(2世)(読み)よしむらいさぶろう[にせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芳村伊三郎(2世)」の意味・わかりやすい解説

芳村伊三郎(2世)
よしむらいさぶろう[にせい]

[生]享保20(1735)
[没]文政3(1820).11.29.
長唄芳村流家元。1世芳村伊三郎の門弟。元は建具職人と伝えられる。前名1世芳村伊十郎。寛政6 (1794) 年2世を襲名,同9年立唄。俗に「尾張町の伊三郎」と呼ばれた。『正札附根元草摺』などの立唄をつとめ,芸の力もすぐれていた。門弟から1世芳村伊四郎,1世孝次郎,源太郎 (のちの2世松永忠五郎) らを輩出し,芳村流繁栄の基礎を築いた。

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