花細(読み)はなぐわし

精選版 日本国語大辞典 「花細」の意味・読み・例文・類語

はな‐ぐわし ‥ぐはし【花細】

花が美しい意で、「桜」や「葦」にかかる。
書紀(720)允恭八年二月・歌謡「波那具波辞(ハナグハシ) 桜の愛で 如此愛でば 早くは愛でず 我が愛づる子ら」
万葉(8C後)一一・二五六五「花細(はなぐはし)葦垣越しにただ一目相見し児ゆゑ千度嘆きつ」
[補注]「日本書紀」の例は、枕詞とは見ない説も多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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