花口村(読み)はなぐちむら

日本歴史地名大系 「花口村」の解説

花口村
はなぐちむら

[現在地名]日南町花口

花見はなみ(一一八八メートル)の西麓、大倉おおくら(一一一二メートル)の北東麓の帯状盆地に位置し、村内を水源とする日野川支流の近江おうみ川が北流する。同川沿いに玉島たましま街道が南北に通り、南は神戸上かどのかみ村・石原いしはら村、北は中菅なかすげ(現日野町)、東は栗尾くりお峠を越えて備中国阿賀あが花見はなみ(現岡山県新見市)に至る。享保元年(一七一六)郷村高辻帳は「ハナクチ」と訓ずる。拝領高は二〇〇石余、本免は五ツ七分。天明七年(一七八七)悪田浮加損米二五石を免ぜられた(三輪家文書)幕末の六郡郷村生高竈付では生高三二二石余、竈数三九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android