芝能(読み)しばのう

精選版 日本国語大辞典 「芝能」の意味・読み・例文・類語

しば‐のう【芝能】

〘名〙 奈良市春日大社および興福寺南大門の前庭で行なわれる能楽の称。古くは、陰暦二月二日、のち六日から七日の晴天二日間、戦前までは三月一四、一五日、戦後は五月一一、一二日に行なわれている。芝の能。薪能(たきぎののう)。《季・夏(古くは春)》 〔俳諧・滑稽雑談(1713)〕

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