芋田村(読み)いもだむら

日本歴史地名大系 「芋田村」の解説

芋田村
いもだむら

[現在地名]玉山村芋田

北上川左岸に位置し、奥州街道に沿う。東と北は馬場ばば村、南は渋民しぶたみ村。慶長一四年(一六〇九)一〇月七日の石亀弥三郎宛南部利直知行宛行状(盛岡下田文書)に、下田しもだ村四〇〇石の一部として「弐拾五石二斗九升三合 小あくと右京進」とあり、のちの枝村である小明戸こあくと地名がみえる。正保国絵図に村名がみえ、高五八石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付に蔵入高一三二石余とあり、七ヵ年平均の免一ツ九分一厘二毛。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報