色仕立(読み)いろじたて

精選版 日本国語大辞典 「色仕立」の意味・読み・例文・類語

いろ‐じたて【色仕立】

〘名〙
遊女などに金品を提供させ情人として待遇されること。また、その客。
洒落本傾城買指南所(1778)「二百三百の小がねにて、買ひ通す事もなるまひ。色じたてにするにしても、淋しひ女郎かひもけちなり」
喪服を仕立てること。
※俳諧・広原海(1703)三「紙袍(かみこ)さへ針を返さぬ素(いろ)仕立」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報