船着町(読み)ふなつきちよう

日本歴史地名大系 「船着町」の解説

船着町
ふなつきちよう

[現在地名]岡山市京橋町きようばしちよう京橋南町きようばしみなみちよう

城の南方内堀と外堀の間、旭川沿いに南北に発達した郭内商業地域の町。東は旭川船着場で向いは西中島にしなかじま町、南は天瀬あませ米蔵片瀬かたせ町、西は天瀬武家屋敷、北は道を隔て橋本はしもと町。寛永城下絵図では「あませ町」、慶安城下絵図では舟着町となる。船着町口は宝永六年(一七〇九)火事の折の請取口とされた(藩法集)。貞享元年(一六八四)の岡山町中御検地畝高地子帳によれば町域は一町五反余で、徳米四六石一斗余・口米九斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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