臭水(読み)クソウズ

デジタル大辞泉 「臭水」の意味・読み・例文・類語

くそうず〔くさうづ〕【水】

《「くさみづ」の音変化》石油古名
「―、油、地よりくなり」〈毛吹草・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「臭水」の意味・わかりやすい解説

臭水【くそうず】

草生水とも記す。石油の原油越後地方での古称。《日本書紀》の天智天皇7年条に越(こし)の国から燃える水を献じたとの記事があるように,越後では古来臭水を灯火に利用,江戸末期には土瓶(どびん)状の油皿の口に黄銅製の口金を付け,そこに綿糸を撚(よ)った芯(しん)を入れた灯火具がカンテラの名で販売された。

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