自然成長的唯物論(読み)しぜんせいちょうてきゆいぶつろん

精選版 日本国語大辞典 「自然成長的唯物論」の意味・読み・例文・類語

しぜんせいちょうてき‐ゆいぶつろん シゼンセイチャウテキ‥【自然成長的唯物論】

〘名〙 共産主義革命主体となるプロレタリアート階級意識が、労働運動において自然発生的に成熟していき、その結果資本主義はひとりでに崩壊していくとする唯物論。革命の主体的条件よりも、客観的条件を重視する。レーニンはこれを批判し、革命の目的のために階級意識を意識的に成熟させなければならないと主張した。

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