自嘆・自歎(読み)じたん

精選版 日本国語大辞典 「自嘆・自歎」の意味・読み・例文・類語

じ‐たん【自嘆・自歎】

〘名〙 (「じだん」とも)
① 自分で自分の行為をほめること。自賛自負自慢
今昔(1120頃か)二四「此の大納言は、〈略〉和歌読む事を自も常に自歎(じたん)し給けりとなむ語り伝へたるとや」
義経記(室町中か)三「兵ども我等がする事は宣旨院宣にも従がはばこそとじたんして」
② 自分で自分の身をなげくこと。我が身をなげくこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※箚録(1706)「哀れなりと自嘆する意なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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