胸気(読み)ムネキ

デジタル大辞泉 「胸気」の意味・読み・例文・類語

むね‐き【胸気】

[名・形動]他人言動が気にさわること。また、そのさま。不愉快。
「余り―な事を云われるとぐうっと癪に触って」〈魯庵・くれの廿八日〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸気」の意味・読み・例文・類語

むね‐き【胸気】

〘名〙 (形動) 気にさわること。癪(しゃく)にさわること。胸糞(むなくそ)の悪いこと。また、そのさま。むなき。むなけ。
洒落本・仇手本(1801)四「あのやろうがむねきで、よしさんのめへでてめへがことをいいだして」

むな‐け【胸気】

〘名〙 (形動) =むねき(胸気)
歌舞伎桜姫東文章(1817)大詰「一体胸気(ムナケ)な男サ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android