肩三日(読み)かたみっか

精選版 日本国語大辞典 「肩三日」の意味・読み・例文・類語

かた‐みっか【肩三日】

〘名〙 (「かた」は「肩入れ」で、ひいきにすること) 京坂地方の遊里で、正月元日から三日までの三が日。この三が日は、遊妓幇間(ほうかん)などを最もなじみの深い客が買う予約をすることになっていた。かた。《季・新年》
浮世草子・諸芸袖日記(1743)二「来る正月は肩(かた)三日より十五日までを揚げづめの約束

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