デジタル大辞泉
「肥人」の意味・読み・例文・類語
こま‐ひと【▽肥人】
古代、肥後国球磨地方に住んでいたといわれる人。
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こま‐ひと【肥人】
〘名〙
奈良時代、南九州地方(鹿児島県)に住んでいたといわれる異種族視された
集団。
※続日本紀‐文武四年(700)六月庚辰「従二肥人等一持レ兵剽二劫覔国使刑部真木等一」
※
万葉(8C後)一一・二四九六「肥人
(こまひと)の額髪
(ぬかがみ)結へる
染木綿(しめゆふ)の染
(し)みにし心我れ忘れめや」
[
補注]「
万葉集」の付訓は諸本大方コマヒトであるが、
一説に、熊本県球磨
(くま)地方にいたという「くまびと」の変化した語ともいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報