職人町懸(読み)しよくにんまちがかり

日本歴史地名大系 「職人町懸」の解説

職人町懸
しよくにんまちがかり

[現在地名]熊本市しん町三―四丁目

新一―三丁目筋の西側を並行して南北に走る通りの町人町。新一―三丁目筋の裏通りにあたり、北から新魚屋しんうおや町筋と新細工しんさいく町筋に挟まれて上職人かみしよくにん町、新細工町筋と新鳥屋しんとりや町筋に挟まれて中職人なかしよくにん町、新鳥屋町筋と新三丁目勢溜に挟まれて下職人しもしよくにん町の三町からなる。町名大工左官、その他御用を務める職人を住まわせたことによるといわれる。懸内の惣家数は、惣月行事記録抜書(熊本大学蔵)によれば、文化三年(一八〇六)一四二軒、同八年一四五軒、惣人数五四八人、市井雑式草書坤(永青文庫蔵)によれば、文政八年(一八二五)一四六軒である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android