聱牙(読み)ゴウガ

デジタル大辞泉 「聱牙」の意味・読み・例文・類語

ごう‐が〔ガウ‐〕【×聱牙】

[名・形動]文章字句がむずかしくてわかりにくいこと。また、そのさま。
マルクスの―な文章を」〈河上肇貧乏物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聱牙」の意味・読み・例文・類語

ごう‐が ガウ‥【聱牙】

〘名〙 (形動) (「聱」はことばが聞こえないこと。「牙」は歯並びが正しくないこと) 文章の字句がむずかしくて解しにくいこと。また、そのさま。→佶屈聱牙(きっくつごうが)
※俳諧・其雪影(1772)序「かたはら半時菴の徒に交りて、其聱牙に化せられず」
※貧乏物語(1916)〈河上肇〉一一「右はマルクスの聱牙(ガウガ)な文章を〈略〉直訳したのであるから」 〔韓愈‐進学解〕

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