聞込(読み)ききこむ

精選版 日本国語大辞典 「聞込」の意味・読み・例文・類語

きき‐こ・む【聞込】

〘他マ五(四)〙
① 聞いて知る。情報などを他から聞き出す。
※おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下「神戸なる某商館の立者とは兼ねて窃かに聞き込(こ)み居たれど」
② 繰り返し十分に聞く。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六「はばかりながら講釈ときちゃア年のゆかねへ時分から聴込(キキコ)ンで」

きき‐こみ【聞込】

〘名〙
状況様子などを他人の話から聞き知ること。
※村の次男(1934)〈和田伝〉三「先方の者がうちへ聞込みに来たと」
刑事などが犯罪捜査の手がかりをつかむため、方々聞いてまわること。
田舎芝居(1935)〈川端康成〉「巡査が変装して、村へ聞き込みに入り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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