精選版 日本国語大辞典 「聞交」の意味・読み・例文・類語
きこえ‐かわ・す ‥かはす【聞交】
〘他サ四〙
※竹取(9C末‐10C初)「御返り、さすがに憎からずきこえかはし給て」
※和泉式部日記(11C前)「『ただ今のほどはいかが』とあれば、おきながらあかせる霜のあしたこそまされるものは世になかりけれ などきこえかはす」
② (「きこえ」は、さしあげるの意) 互いにおすすめ申しあげる。
きき‐かわ・す ‥かはす【聞交】
〘他サ四〙 互いに聞き合う。互いにたよりをとりかわす。
※源氏(1001‐14頃)早蕨「たよりに御ありさまはたえずききかはし給ひけり」
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