聞はつる(読み)ききはつる

精選版 日本国語大辞典 「聞はつる」の意味・読み・例文・類語

きき‐はつ・る【聞はつる】

〘他ラ四〙 (「はつる」は、すこしけずるの意。「ききはづる」とも) 全部ではなく、ほんの一部だけを聞く。一端を聞く。ききかじる。
※天理本狂言・酸辛(室町末‐近世初)「どこでやら、ききはつってきて、見事云てあるぞ」
※浮世草子・万の文反古(1696)四「宮川町にて聞(キキ)はつり申候や今の時花(はやり)うたも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android