聚訟(読み)しゅうしょう

精選版 日本国語大辞典 「聚訟」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しょう【聚訟】

〘名〙
多くの人々が言い合いをして、まとまりがつかないこと。
万国公法(1868)〈西周訳〉三「曩時は一疑獄に聚訟し」 〔後漢書‐曹褒伝〕
多人数連名で訴訟すること。〔布令必用新撰字引(1869)〕

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デジタル大辞泉 「聚訟」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しょう【×聚訟】

言い争ってまとまりがつかないこと。
「一疑獄に―し」〈西周訳・万国公法〉

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普及版 字通 「聚訟」の読み・字形・画数・意味

【聚訟】しゆうしよう

皆で是非を争う。〔後漢書、曹褒伝〕禮制を改定するの宜(ぎ)を問ふ。(班)固曰く、京師儒、多く能く禮をく。宜しく~共に得失を議すべしと。曰く、~會禮の家、名づけて聚と爲す。互ひに疑異を生じ、筆下すことを得ざらんと。

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