老尾神社(読み)おいおじんじや

日本歴史地名大系 「老尾神社」の解説

老尾神社
おいおじんじや

[現在地名]八日市場市生尾

生尾おいお鎮座。古くは匝瑳そうさ明神匝瑳大神などと称し、総社さまと俗称される。旧郷社。祭神は阿佐比古命・国常立神・磐筒男神・磐筒女神。崇神天皇の代に神田を寄せられ、祭祀を始めたという。「続日本後紀」承和二年(八三五)三月一六日条によれば、物部小事大連が東征の功により下総国匝瑳郡を建郡することを許され、匝瑳を氏名にしたという。物部匝瑳宿禰が生尾を本貫とし物部小事大連を祖として祀ったものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android