耀・赫(読み)かがよう

精選版 日本国語大辞典 「耀・赫」の意味・読み・例文・類語

かがよ・う かがよふ【耀・赫】

〘自ハ四〙
① きらきら光ってゆれ動く。きらめきゆれる。
万葉(8C後)六・九五一「見渡せば近きものから石隠り加我欲布(カガヨフ)珠を取らずは止まじ」
※新撰六帖(1244頃)六「はかなさのたくひもかなし灯のかげにかがよふ夜はの夏虫藤原為家〉」
② 少しずつ見えたり隠れたりする。ちらつく。
※能因本枕(10C終)一二五「すき影にただ一人かかよひて」
③ はなやかにきらめく。
白羊宮(1906)〈薄田泣菫〉心げさう「なよび姿の耀(カガヨ)ひわたる清(けう)らさに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android