習尚(読み)しゅうしょう

精選版 日本国語大辞典 「習尚」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐しょう シフシャウ【習尚】

〘名〙
① 習って精神をたかめること。修養すること。
明六雑誌‐四〇号(1875)養精神一説〈阪谷素〉「禅僧の月に悟り〈略〉啄木に悟る。事は異にして其平生習尚の因て来る所あるは同じ」
② たっとんでいるならわし。たいせつにしている風習慣習
三酔人経綸問答(1887)〈中江兆民〉「他邦に後れて文明の途に上る者は、一切従前文物品式、習尚、情意を挙げて之を変更せざる可らず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報