羽若村(読み)はわかむら

日本歴史地名大系 「羽若村」の解説

羽若村
はわかむら

[現在地名]亀山市羽若町

亀田かめだ村の南西に位置し、椋川むくがわ渓谷を隔てて亀山城下の北に接する。古くは葉若と書き、「吾妻鏡」文治三年(一一八七)四月二九日条に「後院御庄内葉若村(下略)」とある。中世以来、伊勢神宮領(葉若御厨)となっていたが、関谷せきだに二四郷の一に数えられ(九九五集)、関氏の重臣である葉若氏一族の根拠地となっていた。近世には元和年間(一六一五―二四)より一時期津藩領に属したが、寛永一三年(一六三六)亀山藩領に復帰。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android