羽目・破目(読み)はめ

精選版 日本国語大辞典 「羽目・破目」の意味・読み・例文・類語

はめ【羽目・破目】

〘名〙
建物の壁あるいは器具側面に板をはめこんだり打ちつけたりしてあるところ。石造基壇などでもいう。竪(たて)羽目・布羽目・熨(のし)羽目・太鼓羽目・目板羽目などがある。
正倉院文書‐(年月日闕)(762頃)造金堂所解案「卅文自同山運堂殿戸端波米料木十枝駄一匹賃」
② (「破目」とも書く) 自分のまわりの物事や状況が進んで行って追い込まれる、ある好ましくない事態
※歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立「今の世の中ぢゃア、勇みも上使に来さうなはめだ」
※不意の声(1968)〈河野多恵子〉「大して欲しくもない物を買ってもらう破目を見て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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