群村(読み)むれむら

日本歴史地名大系 「群村」の解説

群村
むれむら

[現在地名]合志町豊岡とよおか

原口はるぐち村・竹迫たかば町の南西にあり、群山(一四五・メートル)周辺に立地する畑作地帯。近世初期は原口村の小村で、「国志草稿」に「原口村七百十四石ヨ 群村大園等ノ小村アリ」とみえる。独立村としては寛文一二年(一六七二)の地撫帳があり、同帳に田四畝余・高五斗余、畑二四町六反九畝余・高二四七石七斗余とある。竹迫手永に属した。宝暦一一年(一七六一)の合志郡竹迫手永原口村群村田畑下ケ名寄帳(斉藤史朗氏蔵)、天明三年(一七八三)の原口村群村当御年貢皆済目録(同氏蔵)などがあり、原口村と寄村になっていたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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