美杉村(読み)みすぎむら

日本歴史地名大系 「美杉村」の解説

美杉村
みすぎむら

面積:二〇七・二七平方キロ

一志郡の西南部に位置する農山村で東は一志町・嬉野うれしの町と飯南いいなん飯南町、南は同郡飯高いいたか町、西は奈良県宇陀うだ郡、北は白山はくさん町から名賀郡青山あおやま町、名張なばり市に接する。村域は四方ほとんど山地で、総面積の九割は山林原野で占められる。南から東半部は高見山地で東は一志山地、西境域は主峰倶留尊くろそ(一〇三七・六メートル)を中心とした室生むろう火山群、北西部は布引ぬのびき山地(青山高原)に属する。南境沿いに三峰みむね(一二三五・四メートル)水源をもつ雲出くもず川がほぼ中央部を北東へ流れ、北部で右岸に支流八手俣はてまた川を合流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報