美さ・愛さ(読み)うつくしさ

精選版 日本国語大辞典 「美さ・愛さ」の意味・読み・例文・類語

うつくし‐さ【美さ・愛さ】

〘名〙 (形容詞「うつくしい」の語幹接尾語「さ」の付いたもの) かわいらしいこと。美麗なこと。また、その度合
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「物の色、うつくしさたぐひにほひふかくて、れいの御ふみつかうまつる」

うつくしげ‐さ【美さ・愛さ】

〘名〙 (「さ」は接尾語) かわいらしいさま。美麗なさま。また、その度合。
源氏(1001‐14頃)薄雲「姫君のたすき結ひ給へる胸つきぞ、うつくしげさそひて見え給つる」

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