置合(読み)おきあわせ

精選版 日本国語大辞典 「置合」の意味・読み・例文・類語

おき‐あわせ ‥あはせ【置合】

〘名〙
① 適当にとりあわせること。また、その対象。配合。とりあわせ。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)六「置物には業平のかかれし御成敗式目中将姫庭訓往来など也。置合せには、馬の角、牛の玉、いし亀の毛にて結(ゆひ)たる筆」
② 客などと同席して相手をしたり食事を相伴したりすること。〔日葡辞書(1603‐04)〕

おき‐あわ・す ‥あはす【置合】

[1] 〘他サ下二〙 とりあわせる。配合する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
[2] 〘他サ四〙 (一)に同じ。
浮世草子好色一代男(1682)三「鯖きざみて穂蓼(ほたで)置合(ヲキアハス)こそ、心にくしと思へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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