縫釘(読み)ぬいくぎ

精選版 日本国語大辞典 「縫釘」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐くぎ ぬひ‥【縫釘】

〘名〙
船釘一種和船の𦨞(かわら)、棚、戸立などすべて一材でつくれない大きい材は、数材をはぎ合わせてつくるが、そのはぎ合わせに用いるもの。ふつうの船釘より頭が小さい。おとしくぎ。〔和漢船用集(1766)〕
木造建築で、木材の矧(は)ぎ目のところに打って、両方を継ぎ合わせるための釘。〔紙上蜃気(1758)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android