縒掛・撚掛(読み)よりかけ

精選版 日本国語大辞典 「縒掛・撚掛」の意味・読み・例文・類語

より‐かけ【縒掛・撚掛】

〘名〙
① 縒って掛けること。
※浜松中納言(11C中)一「ひたいがみもよりかけなどしたるこそ」
繭糸に縒りを施し、密着させて一本生糸とすること。

より‐か・ける【縒掛・撚掛】

〘他カ下一〙 よりか・く 〘他カ下二〙 縒って掛ける。糸などをひねって掛ける。
古今(905‐914)恋一・四八三「かたいとをこなたかなたによりかけてあはずはなにをたまのをにせん〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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