縁合(読み)エンアイ

デジタル大辞泉 「縁合」の意味・読み・例文・類語

えん‐あい〔‐あひ〕【縁合(い)】

親類という関係血縁縁続き
吉川岡本との関係、岡本とお延との―」〈漱石明暗
結びつき。関係の深いこと。
「五ヶ年養育致候―を以て」〈漱石道草

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精選版 日本国語大辞典 「縁合」の意味・読み・例文・類語

えん‐あい ‥あひ【縁合】

〘名〙
① 親類という関係。縁続きの間柄
塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉四「殊に縁合(エンアイ)に成て居るおかめさん〈略〉これを後妻(のちぞへ)に直したらよからふ」
② 物事相互の関係の具合
※塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一七「夫婦三世と云ふ縁合のものですから」

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