練麻(読み)ねりそ

精選版 日本国語大辞典 「練麻」の意味・読み・例文・類語

ねり‐そ【練麻】

〘名〙 木の枝をねじって縄の代用とするもの。薪(たきぎ)などをたばねるのに用いる。
拾遺(1005‐07頃か)恋三・八一三「かの岡に萩かるをのこ縄をなみねるやねりそのくだけてぞ思ふ〈凡河内躬恒〉」
菟玖波集(1356)雑二「山にしむるや住家なるらん とりはつる薪のねりそゆふつかた〈救済〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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