練物・煉物(読み)ねりもの

精選版 日本国語大辞典 「練物・煉物」の意味・読み・例文・類語

ねり‐もの【練物・煉物】

〘名〙
生絹膠質(こうしつ)を取り除いてしなやかにしたもの。
② 練り固めてつくったもの。特に薬物を練り固めて、珊瑚(さんご)宝石などに似せたもの。〔運歩色葉(1548)〕
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一「明石玉や煉物(ネリモノ)がはやるのも珊瑚(ほんだま)の位が上ッたからの思ひつき」
③ 餡(あん)求肥(ぎゅうひ)などを練り固めた菓子
※菓子話船橋(1841)「煉物類一棹と唱るは長さ六寸に巾一寸」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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