飲み物がわかる辞典 「練り酒」の解説 ねりざけ【練り酒/煉り酒】 蒸した米を発酵させ、臼でひき絹布でこしてつくった酒。甘酸っぱく、なめらかでとろみがある。室町時代の日記などに記録があり、筑前(現福岡県北西部)博多産が有名だった。◇貝原益軒『筑前国続風土記』(1703年)では「博多練酒」の項に「其色練絹の如く成故に練酒と称す」とある。「練貫(ねりぬき)」ともいう。 出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報