緡売・繦売(読み)さしうり

精選版 日本国語大辞典 「緡売・繦売」の意味・読み・例文・類語

さし‐うり【緡売・繦売】

〘名〙 ぜにさしを売り歩くこと。また、その者。江戸時代武家屋敷中間(ちゅうげん)などが、内職としてぜにさしを作り、商店に持参して押売りすることが多かった。転じて、一般の押売り。
※雑俳・柳多留‐一八(1783)「忌中札さし売が来てゆすってる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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