緑児・嬰児(読み)みどりご

精選版 日本国語大辞典 「緑児・嬰児」の意味・読み・例文・類語

みどり‐ご【緑児・嬰児】

〘名〙 (古くは「みどりこ」) 三歳ぐらいまでの子ども。赤児。幼児大宝令では三歳以下の男・女児を緑と称すると規定してあり、奈良時代戸籍には男児緑児と記している。りょくじ。
万葉(8C後)一八・四一二二「彌騰里児(ミドリこ)の 乳乞ふがごとく 天つ水 仰ぎてそ待つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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