綾ユネスコエコパーク(読み)あやゆねすこえこぱーく

事典 日本の地域遺産 「綾ユネスコエコパーク」の解説

綾ユネスコエコパーク

(宮崎県東諸県郡綾町;宮崎県小林市;宮崎県西都市;宮崎県東諸県郡国富町;宮崎県児湯郡西米良村)
ユネスコエコパーク」指定の地域遺産(2012(平成24)年)。
綾ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)は、東アジアの照葉樹林帯の北限付近にあり、多くの日本固有種で構成されている。日本の照葉樹自然林が最大規模で残されているほか標高約1200m以上の高標高域にはブナの多い自然林が現存する。総面積14,580ha。林野庁九州森林管理局・宮崎県・綾町・公益財団法人日本自然保護協会・てるはの森の会が協働して、原生的な森林生態系の保護、照葉樹自然林の復元、自然と共生する地域づくり等を目的とする「綾の照葉樹林プロジェクト」を推進する。有機農業等との連携でのエコツーリズムを通じ、自然と人間共存に配慮した地域振興策等を実施している

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報