継目御判（読み）つぎめごはん

精選版 日本国語大辞典

つぎめ‐ごはん【継目御判】

〘名〙

① 室町時代以後、将軍または武将の代替りに、家臣、寺社の所領、職務を安堵(あんど)し、その相続を保証するために下した花押(かおう)（=書判）のある文書。

※蔭凉軒日録‐長祿二年（1458）一〇月三日「禅居庵続目御判、如_二前代_一、御判被_レ遊」

② 室町時代以後、将軍または武将が、家臣、寺社の家督相続に際し、所領、職務の安堵を保証するために下した花押のある文書。江戸時代には、花押の代わりに朱印・黒印が用いられた。

※鵤荘引付‐永正一五年（1518）三月二〇日「御屋形続目御判之儀付、浦上掃部助村宗判形被_レ出_レ之訖、正文者寺家之上_レ之」

出典　精選版 日本国語大辞典