精選版 日本国語大辞典 「絶絶」の意味・読み・例文・類語
たえ‐だえ【絶絶】
[1] 〘名〙 (形動)
① とぎれとぎれになっていること。続いて行なわれずにきれぎれになること。時々絶えること。断片的であること。また、そのさま。
※千載(1187)冬・四二〇「朝ぼらけ宇治の川ぎりたえだえにあらはれわたるせぜのあじろ木〈藤原定頼〉」
② とぎれそうになりながらやっと続いていること。いまにもとだえそうであること。また、そのさま。
[2] 〘副〙 物事がとぎれとぎれになっているさまを表わす。きれぎれ。とぎれとぎれ。
※源氏(1001‐14頃)若紫「心ぼそげなる御声、たえたえ聞えて」
たえだえ‐し【絶絶】
〘形シク〙
① とぎれとぎれな状態である。
※有明の別(12C後)一「いとたえだえしくかしこまりきこえさすれど」
② 乏しい。少ない。また、困窮する。
※大乗院寺社雑事記‐寛正六年(1465)一二月晦日「然而に母儀絶々しくて可レ然使も無れは」
たえだえし‐さ
〘名〙
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